ドクター・インタビュー

今や糖尿病患者は年々増え続け、日本国民の6.3人に1人と言われています。
糖尿病のメカニズム、そして合併症の恐怖は、しのびよっています。

糖尿病にならないための予防対策や糖尿病にならないためには、どう取り組めばいいのかとドクターの生の声を聞いてきました。

私の専門分野は、血流改善でいかに病気を防ぎ健康を守るかということについて研究をしています。血管の障害はとても複雑で、活性酸素が発生したり接着因子や動脈硬化症になると、それらは肥満から糖尿病に発展し心筋梗塞や脳障害にもつながります。脳血栓になると脳内出血となり脳卒中にもなってしまいます。これらを改善するために我々は漢方薬を研究しています。しかし、薬となると一般には手に入りにくく、ましてや新薬となると検証に時間とお金がかかります。困っている方のための健康維持のために、もっと簡単に入手できるように健康食品として「脈流」を開発しました。
樋口 健康食品のほうが一般的に手に入りやすいので有り難いですね。「脈流」にはどのような漢方薬が含まれているのですか?
十年前から、私はサンザシを研究してきました。サンザシには中性脂肪とコレステロールを下げる効果があります。田七は血管にくっついている白血球の接着因子を取り除き血流を改善する効果があります。イチョウ葉は活性酸素を取り除く効果があります。このサンザシ、田七、イチョウ葉を濃縮し抽出したものが「脈流」です。
樋口 アルコールを飲まれる方にもよいですか?
アルコール障害は、脂肪酸代謝機能が悪くなるので中性脂肪がたまり脂肪肝になります。そして糖の代謝機能も悪化し糖尿病になるのです。脂肪肝になるとインスリンの代謝が悪くなり糖を分解することができず血糖値が高くなるのです。過剰な飲酒から肥満になり糖尿病になりますが、この症状を抑えるのがサンザシです。この「脈流」は血液をサラサラにするだけでなく、スムーズに血が流れるようにもなります。つまり血管にくっついている接着因子を取り除き血管障害を阻止できる効果があるのです。血管に白血球がくっつくと活性酸素が出来ますが、田七は白血球を取り除きます。しかし田七だけでは活性酸素はうまく取り除けません。しかし「脈流」だとイチョウ葉も含まれているので中性脂肪を取り除くことができます。一緒に飲むことでコストも安くなりますし、これらの三種の組み合わせのシナジー(相乗)効果により血管障害を阻止するのです。
樋口 「脈流」はまさに予防治療薬ですね。
血流障害、心臓、脳障害、肝機能障害、腎障害、特に糖尿病の方によい健康食品です。糖は下がりませんが、糖代謝を良くし恐ろしい血管合併症を予防することができます。今はまだ販売されていない商品ですが、日本糖友会の会員の方に是非おすすめしたい商品ですね。
●中国の健康意識と薬膳について
青柳 私は現在、海南島に住んでいます。先日、満州から敦厚に旅行してきましたが、ラオスのスーパーマーケットに「糖尿病食品系列」というコーナーがあり、そこにハブ茶があったので買って飲んだところ、麦茶より濃くがあり大変美味しく飲めましたよ。
それは、漢方薬ですね。
青柳 中国人の方は普通の生活から、薬膳を食していると実感しましたね。
そうですね、中華料理そのものが薬膳だと思いますよ。欧米食や日本食と比べると中華料理は野菜が多いですし、一般の中国人の家庭食は薬膳そのものです。しかし、日本では中華料理は肉が多いと誤解しているようですね。
青柳 日本では、薬膳というとどうしても薬臭いというイメージが強いですよね。
十年前の話ですが、日本では薬膳を高価な中華料理としてビジネスにしてしまいました。優秀なコックを雇い地代の高いところでレストランを構えるので、薬膳は高額な料理になってしまいました。しかし、実は薬膳は高い料理ではなく使っている食材はスーパーでも買えるものなのです。
青柳 生薬を使ったものだけが薬膳ではないのです。つまり、野菜とかお肉とかを自分の体にあったものを摂る事が薬膳なのです。「生きるために食べる」。そのことから薬食同源と言います。
薬膳というのは、物、植物、微生物のような自然の細胞を持っているものを食べることです。自然の細胞を持たないものを食べても体には効かないのです。カルシウムがいいからと言ってもカルシウムだけを食べないですし、鉄分を摂りなさいと言っても鉄だけでは食べません。化学は電子状態つまり無機物状態なのでレベルが低く命をもっていないのです。六億年かけてやっと細胞となり有機物となり、植物、動物、微生物になったのです。これらの有機物は一番人間に近く、命を持っているものしか人間は食べないのです。人間は細胞をもっているものしか食べないのです。しかし、塩だけは細胞をもっていません。細胞を持っているものは主食になりますが、これが漢方なのです。
樋口 薬膳という概念は欧米食にはないのですか?
欧米食を好きな若い人たちが大勢いますが、欧米は牧畜民族で、肉中心で野菜がほとんどなく、その代わりに果物をたくさん摂っています。その半面、アジアは農耕民族で野菜、魚食が中心です。よってアジア人には欧米食は合わないのですよ。
樋口 欧米の人がアジアに来たらどうなるのですか?
欧米の人は肉を食べても、お酒も飲んでも大丈夫です。しかし、アジアの人はお酒を飲むと顔が赤くなり脂肪肝になりやすいと言われています。アルコール代謝の遺伝子は欧米人に比べるとアジア人は半分以上にも満たないのです。それは、アジア人は魚や野菜を多く摂取する食生活の遺伝子を持っているからなのです。一部の微生物、椎茸、松茸、沢山の植物、一部の動物をバランスよく食べると健康と言われていますが、薬膳とはこれより上のレベルで、食材の研究とその人にあった食べ方を提案することなのです。薬膳は、自然と健康のバランスをとるための不可欠な食事のことです。